スコップで汗をかく

オヤジがリンちゃんを連れて外に出てきた。
今日は畑に行くようだな。
わしの好物が畑には一杯いる。
わしも行くぞ〜

日差しがぽかぽか
風は冷たいが、オヤジの背中は最高
寝てしまいそうだ。
うとうとしそうな頃合いで畑に到着

オヤジは長靴に履き替えてスコップを持って奥の畑へ
知り合いの農家の畑を仲間と少し使わせてもらっているようだ。
素人がやるには結構広い。
奥の方にある畑に着くとオヤジはスコップで穴を掘り出した。
結構気温は低いのに、スコップを持ったオヤジは汗ばんできた。
「オヤジ、張り切りすぎて腰を痛めんようにな」

オヤジの独り言

「余計なお世話だ」
ま、腰を痛めて自転車乗れないと困るからな
「まぁぼちぼちやるわ」
収穫を終わった部分をスコップでちょっと深めに掘り返す。
「天地返し」
なんか武術の技かと思ったら下の土を掘り返す作業のことだ。
下にある土を凍らせて消毒やらするようだ。
ちょっとやるだけでも結構汗をかく
まぁ適当なところで止めよう。
「ヤモリの爺さん、そろそろ帰る帰るよ〜」

天地返し

オヤジが連れから頼まれた大根を持って自転車に帰ってきた。

大根




ABOUT US

リード ドリーム代表
蔵のヤモリです。 茨城のとある町のとある蔵で長年過ごしておりました。 しかしながら時代の流れで蔵は次々となくなります。 そんな訳で今は、都心から少し離れた郊外のとある家に住み着いています。 その家の住人は、髪の毛も薄くなった70歳を目前にしたオヤジです。 65歳を過ぎたあたりから仕事に出かける姿が減りました。 その代わりチャリンコに乗って何やら出かけることが増えたようです。 今の私の楽しみは、そんなオヤジの毎日を観察することです。